世田谷区・上野毛のさるた整体院 ホーム > 院長が語る整体コラム> 腕の痺れ(しびれ)を起こしてしまう原因
先日、50代の女性の方が来院されました。
1日8時間のデスクワークを週4日行っていましたが、半年前から左上半身の怠さと重さを感じ始め、3ヶ月前からは肘から前腕、指先までの痺れと痛みに悩まされていました。
1日3回の鎮痛剤を服用しないと我慢できないほどだったようです。
立った状態で、左肩がかなり下がり、左の肩甲骨もそれに伴い下がっていました。さらに左肩甲骨は前に傾いており、バランスをとるように右肩甲骨は後ろに傾いていました。首の僧帽筋(首から背中にかけておおっている大きな筋肉)のラインも左右差があり、後ろから見ると首が曲がって見えました。
立っているとき座っているときも、姿勢が悪い状態でした。
具体的には骨盤が後ろに傾いており、腰椎・胸椎、その上の頚椎(首の骨)と様々な箇所に悪影響を及ぼし、その為に頚椎が過剰に前に湾曲していたのです。
上半身や手指に行く神経は頚椎(首の骨)から出てるので、頚椎の状態が良くないと痛みや痺れを感じます。
このように、身体が歪むと筋肉の過緊張がある為、それらの筋肉に支えられてる椎骨が歪み、神経支配を受けている上半身に症状が出るのです。
そのため、首を上に向くように反らすと、左上肢の痺れや痛みが強くなりました。
立っている状態、正座している状態でも背中が伸びて姿勢不良が改善され、骨盤、腰椎、胸椎、頚椎と正常な位置に収まってきました。左右の肩の高さ、肩甲骨の位置も整体前より揃い、首をそらしてみると、整体前より動きがよくなってきました。
その後、一週間に2回のペースで続け、14回で、痺れと痛みが出なくなり、改善されました。
(改善の仕方は個人差があります。この方は、早く改善されましたが、痺れがある方は、時間が掛かる場合が多いです。)
痛みや痺れがある方は、必ず身体の歪みに表れます。
当院の整体で身体を整えて、正常に戻し、健康な身体にしていきましょう。