世田谷区・上野毛のさるた整体院 ホーム > 院長が語る整体コラム> マッサージ中毒にご注意を
肩こりや腰痛を感じたら、とりあえずマッサージ屋さんに駆け込む・・・という方も多くいるかと思います。
でも、そのマッサージが実は体に悪影響を及ぼしている場合もあります。
次のような症状が当てはまる方は、『マッサージ中毒』の可能性があるかもしれません!
マッサージを受けていると気持ちいい、とずっと通われている方。
マッサージは、どんなに弱いものでも、どんなに達人であっても、人間の体にとっては「刺激」や「痛み」には違いありません。
マッサージで筋肉を揉まれたり押されて「痛み」を感じて、押されるのをやめると「痛み」から解放される。この解放感こそが、マッサージで感じる「気持ちよさ」の正体です。
「気持ちいいからいいじゃないか・・・」と思われるかもしれません。
けれど、「刺激」を受けると、筋肉は「攻撃を受けた!」と勘違いして、防衛本能のために、筋肉をこわばらせるのです。
強い刺激を受ける→解放される、という繰り返しで、感覚的には気持ちいい!ほぐれた!と思っても、実は体(筋肉)は硬くこわばってしまうのです。
筋肉が硬くこわばってくるので、頻繁にマッサージに行かれていると、以前よりさらに強く揉んでもらわないと、効いた気がしなくなります。通う回数や頻度も増えていきます。
これがいわゆる「マッサージ中毒」の状態です。
マッサージを受けて、一時的に「ほぐれた~」「癒された~」「気持ちよかった」と感じても、筋肉が硬くなる、ということはお分かりいただけましたでしょうか。
筋肉が硬くなると、今までの強さの揉み方では物足りなくなるだけでなく、硬くなった筋肉の中の血管も圧迫されてしまい、血行が悪くなります。
血行が悪くなると、腰痛や肩こりはもちろん、他の症状が出たり、痺れまでに悪化してしまうこともあります。
また、肩こりや腰痛がある方は、背中が丸く猫背になっている場合がほとんどですが、マッサージで揉んでしまうと、余計に丸く猫背になったりします。
筋肉は、基本的に息を吐いた時に緩み、吸った時に緊張します。
その原理を無視して、やみくもに揉んだりほぐしたりと刺激を入れると、逆に体を歪めてしまうこともあります。
当院では、「吐いたときに緩み、吸った時に緊張する」という呼吸と筋肉の原理を利用して、その人の歪み方を見極めたうえで、ごくごく弱い刺激を体に与えることで、体の歪みを改善していきます。
ここで重要なのが、「弱い刺激」と「その人の歪みを見極める」ということです。
当院の整体は、ボキボキしたり関節を無理に動かしたりすることはありませんので、ほぼ痛みがありません。
また、施術前に歪み方のチェックを念入りに行うことで、その人の筋肉の歪み方を見極めて、ごくごく軽い刺激を与えるのです。(何をされているのかわからない、とおっしゃる方もいらっしゃいます。)
マッサージは、歪みやねじれからくる体の不調には効果がありません。
当院の整体でまずは歪みをチェックして、根本から改善していきましょう。